親知らず外来
- Q痛みはどのくらいですか?
- A当院は、術後の痛みを最小限に抑えるため、迅速な手術を行うことを心がけています。しかし、口内手術には痛みが伴うことが多く、場合によっては術後1-2週間、痛み止めの服用が必要な方もいます。痛み止めは、痛みが強く感じる前に、定期的に(朝・昼・夜)服用することをお勧めします。
- Q術後の腫れが心配です。
- A抜歯による物理的な侵襲が原因で、腫れが生じることがあります。腫れは通常、手術の翌日から2日後にピークに達します。当院では、腫れを最小限に抑えるための情報をまとめた小冊子を用意し、術前及び術後に必ずお渡ししています。また、個々の患者様に合わせて、術後のケアについても詳しく説明しています。
- Q初めての受診で、その日のうちに抜歯は可能ですか?
- A初診の方の場合、親知らずの状態によりますが、通常は症状がある場合には一度抑えてから、または詳細な検査を行った上で抜歯の計画を立てます。親知らずの周囲に炎症がある場合、処置時に麻酔が効きにくいことや、手術後の出血が増えることがあるため、症状が落ち着いてから抜歯を行います。
- Q他院での治療中ですが、親知らず抜歯のみで診てもらえますか?
- Aはい、可能です。他院での治療中の方は、紹介状をお持ちいただければ抜歯のみの治療を行います。紹介後は通常、治療を完了させた後、再び紹介元の医師に戻る手続きをとります。抜歯の目的で当院に来られる方は、適切な紹介状をご用意ください。
当院への紹介状ダウンロード - Q抜歯の費用はどのくらいかかりますか?
- A親知らずの抜歯は健康保険が適用される場合が多く、費用は抜歯の難易度や状態によって異なります。例えば、一般的な抜歯は約2,000円〜3,000円、より複雑なケースでは4,000円程度が目安です。また、笑気麻酔や静脈内鎮静の利用には追加料金がかかります。具体的な費用は初診時にお見積もりを提出します。
【健康保険3割負担の場合】
初診時 X線検査 約3,000-4,000円
CT検査 約3,000円
抜歯 通常の抜歯 約2,000〜3,000円
生えている 約3,000円
埋まっている、横を向いている 約4,000円
笑気麻酔 約800〜1,000円
静脈鎮静法 3,000〜4,000円
※概算ですので、患者さんごとに異なります - 2又は3については、歯根肥大、骨の癒着歯等に対する骨の開さく又は歯根分離術を行った場合に限り、難抜歯加算として、210点を所定点数に加算する。
- 4については、完全埋伏歯(骨性)又は水平埋伏智歯に限り算定する。
- 4については、下顎完全埋伏智歯(骨性)又は下顎水平埋伏智歯の場合は、120点を所定点数に加算する。
- 抜歯と同時に行う歯槽骨の整形等の費用は、所定点数に含まれる。
- 抜歯(前歯・臼歯)および難抜歯加算
- 抜歯(埋伏歯)
- 抜歯(埋伏歯)および下顎智歯抜歯加算
親知らずは、第三大臼歯または智歯とも呼ばれます。
その生え方により、適切に歯磨きを行うのが困難な場合があり、そうなると将来的に虫歯や歯周病を発症するリスクが非常に高まります。
最悪のケースでは、隣の健康な歯(第二大臼歯)も影響を受けることがあるため、早期の対応をお勧めします。
予約当日に抜歯をご希望の患者様へ
当院では親知らずの抜歯を行っております。安全かつ最適な治療を提供するため、初診日に抜歯を行うことは基本的にございません。
まず、初回の診察でレントゲンや口腔内の検査を行い、抜歯の計画を立てます。その後、最適な治療日を決定し、別日での抜歯予約をお取りいただく流れとなります。
また、抜歯の予約は混み合っておりますので、初診日から最短でも1〜2週間後の予約になることがございます。ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
詳しいご質問やご予約の相談は、来院時に気軽にお問合せください。よろしくお願い申し上げます。
抜歯が必要な親知らず
親知らずが必ずしも抜歯が必要なわけではありませんが、繰り返し腫れるなどの症状がある場合や、放置すると隣接する健康な歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合は、抜歯を推奨します。
ビバ・スマイル歯科の親知らず抜歯の特徴
専門の歯科医師による治療
当院では、多くの親知らず抜歯手術を経験した歯科口腔外科の専門医が診断と治療を行います。
歯科用CTによる安全な抜歯
抜歯前にはCT検査を実施し、神経を傷つけるリスクを最小限に抑えるための準備を行います。
土曜日も対応
忙しい方のために、土曜日も抜歯手術を実施しています。
短時間処置と痛みの緩和
抜歯手術は約15~30分で完了し、術後の痛み管理にも配慮しています。
カスタマイズされた麻酔方法
患者様の状態に合わせた笑気麻酔や静脈内鎮静など、多様な麻酔方法を提供しています。
診療内容
術前検査と治療計画
当院では最初に詳細な問診と口腔内の診察、さらには歯科用CTを使用した精密検査を実施します。
CT画像を基に親知らずの位置や顎骨の状態、神経の走行を詳しく調べ、患者様に親知らずの具体的な状況を説明します。
痛みを伴う場合は、炎症を抑えるための措置を施し、患者様が持病や服用中の薬がある場合も考慮に入れて手術計画を立てます。
また、親知らずが横向きや顎骨に完全に埋まっている場合でも、手術を行うことが可能です。
抜歯当日の流れ
親知らず周辺の炎症がない場合には、手術日を設定し抜歯を実施します。
手術は通常、麻酔後15分から20分で完了し、難しいケースでも30分以内に終えることを目指しています。
手術前には体調を確認し、抗生物質と鎮痛剤を投与後、局所麻酔をして抜歯します。
抜歯後は必要に応じて縫合し、通常1週間後に抜糸を行いますが、傷口の経過は2~3週間観察します。
抜歯後のケア
抜歯後のケアや注意事項も丁寧に指導しています。
手術後には顔の腫れが見られることがありますが、通常は2~3日で最高点に達し、その後は徐々に引いていきます。
痛みは1~2週間持続することが多いため、食後に痛み止めを服用します。
強い痛みが続く場合は、傷口の追加的なケアや薬の調整を行います。
また、運動や入浴、飲酒など手術後の生活に関するアドバイスも行っています。
難症例の対応可能
下顎の水平埋伏智歯などの難症例でも、CT検査により周囲の組織状況を正確に把握し、安全に手術を進めています。
他院で手術が困難とされたケースでもビバ・スマイル歯科にご相談いただければと思います。
若い時期の抜歯の推奨
若い時期に抜歯を行うと、手術が比較的容易で、回復も早くなります。
30歳を超えてからの抜歯は、術後の腫れや回復が遅れがちで合併症のリスクも高まりますので、早めの対応をお勧めします。
抜歯が怖い方へ
当院では笑気麻酔や静脈内鎮静を用いて、患者様がリラックスした状態で治療を受けられるよう努めています。
抜歯や手術に不安を感じる方や、痛みが心配な方は、どうぞお気軽にご相談ください。
※静脈内鎮静法での治療は、平日のみとなっております。
安全に配慮し、人手が必要な処置となりますので、ご理解ください。
静脈内鎮静法を用いた抜歯は、予約が混みあっております。実際の手術日は初診日から1か月後が目安となっています。
担当する医師より
「病院での勤務経験を活かして、総合的なアプローチで親知らずの治療を提供します。」
当院では、日本口腔外科学会認定の口腔外科医2名が在籍しており、彼らは二次医療機関の歯科口腔外科で多くのお口のトラブルや親知らずの抜歯に関わってきました。
これまでの経験をもとに、地域の患者さんへのサービスにも力を入れています。
特に親知らずの問題に対しては、適切な診断と治療を行うことで、患者さんからの信頼を得ています。
親知らずが必ず抜く必要はありませんが、放置すると隣の健康な歯に影響が及ぶことがあるため、その場合は抜歯を推奨します。
よくある質問
入院・手術等証明書の記載について(生命保険)
患者さんが加入されている生命保険によって、抜歯が給付金の支給対象となる場合があります。
当院での抜歯が、生命保険会社さんより認められた場合、発行された書類をお持ちください。
処置終了後に、書類を記載いたします。証明書の記載には、別途費用が必要です。(1枚当たり5,000円)
※なお当院では、患者さん個々の契約内容については、存じ上げません。
下記の内容は、直接でご契約なされている保険会社へお尋ねください。
「通院(外来手術)で給付金が支給されるかどうか」
「生命保険会社から給付金がいくら支給されるか」など
※備考:保険コードについて
K404 抜歯手術(1歯につき)
1 .乳歯 130点
2 .前歯 155点
3 .臼歯 265点
4 .埋伏歯 1,054点
※注:
※抜歯の場合、骨の開削を伴うような抜歯は、下記が該当します。
「親知らずが生えてきた」「今通っているクリニックでは抜歯できないと言われた」
親知らずにお悩みの方はビバ・スマイル歯科にお気軽にご相談ください。